いわゆる中間管理職的なジレンマってのは、
図示するとこんな感じかなと思います。

上司

自分

部下

いわゆる上司と部下との板挟み、サラリーマン悲話って感じの奴。


でもこれ以外にもジレンマがあることを発見しました。
構造としてはこんな感じ:

--本人が思っているレベル--
 :
--任務遂行に必要なレベル--
 :
--実際のレベル--

かなりわかりにくいですが、話は簡単で、
要は、誰かを登用して何かを任せたいというときに、
相手がそのレベルに達していない、
という状態を表しています。

しかも本人的はそれは出来ると思ってたりして。

上昇志向の強い人間が集まりがちで、
上司も若くて経験の浅いことが多い新興企業では
このジレンマは多発しているのではないかと思うのですがどうでしょう。


これに対し、従来の日本企業型モデルとして、こういうのもあります:

--最終的に目標とするレベル--
 :
--当面必要なレベル--
 :
--実際のレベル--

要は育つ者・育てる者の関係の中で、
少しずつハードルを高くしていくという
人材教育・登用のモデルを表しています(というつもり)。

これって、戦後の経済成長の中で、
みんなが仲良く年功序列で豊かになっていくという
共同幻想の中でのみ成立しえたモデルだよね
みたいなことは良く言われますが、
意外とそんな事ないんじゃないかなと思います。

このモデルでは愛情や尊敬といったものが前提となっており、
困難であることに変わりはないのですが、
もしそういうものが自然発生してくるような風土や文化を作ることが出来れば、
最終的には職人集団国家としての日本の再生に繋がるんじゃないかなとか思うわけです。
急に話が大きくなったよコレ。

***

ってこんな話ばかり書いていると、
よっぽど会社組織のことばかり考えているんだろうなと思われるかもしれませんが、
実際は全然そんなことなくて、
こっちはどっちかというとサブかなと思ってますので念のため。
普段メインで考えてるのは外向き、社外向きな方です。

そんな感じで、会社の組織作りに興味があるというそこのアナタ。
弊社に一度遊びにきてみませんか?(このフレーズ久々)