ある本(このエントリの末尾ご参照)によると、意思決定はこんな感じにするといいらしい。


(1)目標の明確化

(2)基準の設定

(3)選択肢の抽出

(4)選択肢の評価

(5)決定




これを共有できている組織は、いろんなメリットを享受していると思うよ。




”これ”の中身としては:

・意思決定は普通この段取りでやるよね、という認識

・その辺りの何か雰囲気的なもの




”いろんなメリット”とは、例えば:

・「今ここで喋っていることは単に雑談レベルでブレスト的に案出し目的で会話しているだけであって、正式な判断に至るまでにはもちろんきちんとステップ踏みますよ」というエクスキューズをする手間が省ける

・上記の逆パターンで、「今その判断をしようとしているみたいですけど、それって本当にきちんと目標設定して、評価の基準を明確にして、選択肢を網羅的に洗い出して、それぞれ定量的に評価を行った上で、判断する、という段取りで進めるんですよね?」と問い詰めるという手間が省ける








定量分析実践講座―ケースで学ぶ意思決定の手法
定量分析実践講座―ケースで学ぶ意思決定の手法






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ずいぶん昔に似たようなこと書いてた。

まさかの日記:ビジネス日本語会話
会話の主題・議論の流れを読み取り、まずどの領域に関して会話しているのかを明確にし、次に問題点を共有し、次に解決策を提示し、合意・承認を得られるか確認する。あるいは結論が出ない場合は、次は何をするかを決定し合意する。

相手が上記のプロセスを意識できていない場合は、問題を一息で言い切れる程度の短い文章に整理して、同意を得ながらプロセスを進める。
「それって〜がほげほげだから、こうしてこうなった、ってことだよね?」
「それって●●をやればいいってことかな?」