某氏からなぜか、上野のダーウィン展のチケットを貰ったので行って来た。

子供の頃、今西錦司の本を軽くかじっていた(ファッション的に)ので、実は結構前提知識を持っていたり。

ダーウィンを超えて―今西進化論講義 (1978年)







展示内容としては、成果を出すためには長期間継続するというのは大事な事だよなあとかそんなところが気になった。
家庭環境というか、どういう生活をしていたのかというところが見れて興味深かった。ヨーロッパはやっぱり進んでるなあ。


あと、展示の中ではほとんど触れられていなかった(小さいパネルがあった程度)が、このあたりが興味深かったり。

ルイセンコ論争 - Wikipedia
後天的に獲得した性質が遺伝されるというルイセンコの学説は努力すれば必ず報われるという共産主義国家には都合のよい理論であり、スターリンは強く支持した。




逆転写酵素の発見=後天的獲得形質の遺伝を可能とする根拠、では無いと思うけど、ちょっとワクワクする。

セントラルドグマ - Wikipedia
セントラルとは中心、ドグマとは宗教における教義のことであり、セントラルドグマは分子生物学の中心原理と呼ばれることがある。絶対的なものであるイメージが強かったが、逆転写酵素の発見、すなわちRNAからDNAへ逆行する伝達経路があることが明らかにされ修正を迫られた。