筋肉に記憶させるのは結構難しい

って、ある盲目のギタリストが言っていました。
楽譜が見えないから曲を覚えるしかなくて、
何度も曲を聴いたりして筋肉に覚えこませるんだそうです。

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というのを、晩御飯の席で
「メニューください」を中国語では何ていうの?
という話をしていて思い出しました。

発音としては、
「ギワ ツァイプ」みたいな。

この発音だけ聞いても覚えにくいですが、
「給我菜譜」
という字を見ると一発で覚えます。

これは視覚に頼らずに記憶することの難しさの表れだと思います。


で、今回中国に来てみて
観光旅行では味わえない勢いで
いろんな人と交流させてもらって
色々貴重な経験をしたんですが、
どんなに写真とかメモとか残しても
ほとんどの記憶はそのうち薄くなってしまって、
感想の言葉としては
「中国すごいよ。一回行ってみ。」
みたいな一言に凝縮されちゃうんだけど、
言葉に出来ないような何かは筋肉に記憶されてるかな。
それくらいのインパクトはあったかも。