昔関わっていた製品が、いつのまにかWEB上でのサポートを終了していた。

HITACHI : SEWB3ページ公開終了のお知らせ : ミドルウェア・プラットフォームソフトウェア総合サイト
SEWB3ページ公開終了のお知らせ
SEWB3ページの公開は,2003年11月28日をもって終了いたしました。


SEWB3とはSoftware Engineering Workbench3の略で、Hi-UX(HP-UXのOEM)上で稼働するCASEツールと呼ばれる種類のソフトウエア。DOA(データ中心アプローチ)に基づき、データ項目名の標準化、DB設計の正規化、画面帳票設計などを経てプログラムの自動生成など、ありとあらゆるソフトウエア開発に関わる全てのことをワンストップで提供するというもの。

自分は数ある製品群の中の、標準部品的役割のパッケージに関する企画、設計、製造、テストを行う部署に居た。ちなみに製品の実装と品質保証を行う部署とは別になっていて、開発部門の独断で製品を出荷することは出来ず、品質保証部の承認を得る必要があった。

その後、この製品の後継としてSEWB+という名称でWindows上で動作するバージョンが開発された。この時期に私はこれらのプロジェクトからは離れ、実開発を行った大した経験も無いまま、このツール群を用いたソフトウエア開発コンサル業務に携わることになる。

メインフレーム文化に基づいた重厚長大型開発向けのツール群だったが、今思えば一つの究極の形に達していた。ソースコードのカバレッジを自動集計しテストの進捗状況を動的にグラフ表示できる機能や、ファイルレコードレイアウトに沿った形でテストデータを自動生成、自動テスト実行など。またテンプレートをベースにソースコードを自動生成し、仕様変更が発生してもソース中に追加したコードを保持したままで再度ソースの生成を行う機能など、画期的なものも幾つか有った。

(続くかも?)